現在販売されているサードパーティ製のコンポーネントを利用すれば、自作のアプリケーションで簡単にリボンUIを利用することができます。
Visual Studioで利用できる代表的なものとしては「Ribbon for .NET」や「DotNetBar」などがありますが、それらはいずれも.NET環境に対応したものです。
今回は.NET以前、VB6環境に対応したコンポーネントを紹介します。
このソフトはアメリカのCodejock Software社が販売している製品で、Microsoft Officeライクなツールバーやメニューバー、MDIタブなどを自分のアプリケーションに組み込むことができるコンポーネント群です。
Office 2007のリボンUIも組み込むことができ、ActiveX / COM版は、Visual Studio 5.0~Visual Studio .NET 2008までで使用することができます。
30日間使用できるTrial版からサンプルアプリケーションを開くと、上記画像のような一見Office 2007のようなアプリケーションが開かれました。
.NET環境対応のリボンUIコンポーネントが多い中、レガシー環境にも対応したコンポーネントは非常に少ないので、VB6等でリボンUIのアプリケーションを開発する際には、このコンポーネントが役に立つかもしれません。
価格とWebサイトのURLは下記の通りです。
Suite Pro 2008 for ActiveX | |
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1 開発ライセンス | $399 |
このソフト(?)はAdriano Paladini氏(おそらくブラジルの方)が公開しているもので、コンポーネントではありませんがVB6でリボンUIを再現することができます。
紹介文を見るとOCXやDLL、Office 2007を必要とせず、なおかつ無料で自分のアプリケーションに組み込めるようです。
下記Webページの「Download code」からダウンロードしたサンプルファイルを見ると、UserControlを駆使してリボンUIを再現しているようです。上記の「SuitePro 2008」に比べて手軽に組み込めるので、手早くリボンUIを導入したい場合にはこちらの方が良いかもしれません。
なお、当ソフトを使用する際には下記Webページに記載されている利用規約をよく確認してください。
[Office 2007 Ribbon by Adriano Paladini]
http://www.planetsourcecode.com/vb/scripts/ShowCode.asp?txtCodeId=66698&lngWId=1