前回の記事の続きです。
「しんかい6500」が見た!3.11大地震で生じた深海底の亀裂
本特別展では、深海生物の標本だけが並んでいるわけではありません。
有人潜水調査船「しんかい6500」や地球深部探査船「ちきゅう」の模型、さらにはそれら調査船による最新の地震研究の成果も展示されています。
特に感動したのが、世界初公開となる「東北地方太平洋沖地震の地震断層」の展示です。
あの3.11地震・津波発生のメカニズムの解明に繋がった地震断層のコア試料、その実物を間近で見ることができるのです。
これはもう、ただただスゴイ!それしか言えません・・・。
私が行ったときには足を止めて見る人が少なかったのですが、それはあまりに勿体ないです。これからこの特別展に行かれる方には是非見て欲しい展示です。
映像による津波発生のメカニズムの解説もとても分かりやすかったです。
岩石マニアにもオススメ!?
本特別展では、マンガンノジュールやマンガンクラストといった鉱物資源やチムニー、巨大軽石等の岩石(と言って良いのかどうかは分かりません)も多く展示されていました。
これは岩石マニアな方でも見応えがあるのではないかと思います。
(すみません。岩・鉱物には明るくないので、展示物が貴重なものなのかどうかすら私には分かりません。)
光る花
展示の最後の方に、入り口が布で覆われた怪しいスペースがありました。
「何だろう?」と思って入ってみると、中には“光る花”が展示されていました。
ホームセンターの園芸コーナーでもよく見かけるペチュニアが緑色に光っています。
えっ!?ナニコレ??
後で図録を読んで調べたところ、海洋プランクトンが持つ蛍光タンパク質の遺伝子を、花に組み込んでいるのだそうです(参考:「改良版蛍光タンパク遺伝子を導入した「光るペチュニア」の開発に成功: プレスリリース | NECソリューションイノベータ」)。
何かよく分からないけど、かがくのちからってすげー!
次回記事に続きます。
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