12月6日、Office Insider向けに、Office 2016の11月の機能更新がリリースされました。
この更新プログラムをインストールすると、Officeのバージョンが「1611 (ビルド 7571.2072)」となり、Excelでマップグラフを作成できるようになります。
使い方は簡単で、データ範囲を選択した後、「挿入」タブにある「マップ グラフの挿入」ギャラリーをクリックすれば、すぐに塗り分けマップがシート上に作成されます。
挿入した塗り分けマップは、データ系列の書式設定からラベル表示や色を変更することができます。
書式設定の詳細については「マップ グラフの書式を設定する」をご参照ください。
使用しているのはBing API
このマップグラフ機能、地図情報はBing Maps REST ServicesやBing Spatial Data Servicesといった、BingのAPIを利用して取得しているようです。
パケットをキャプチャーしたところ、下図のように「https://dev.virtualearth.net/REST/V1/GeospatialEndpoint/」や「https://platform.bing.com/geo/spatial/v1/public/geodata」へのアクセスがありました。
降水量や人口といった、地域ごとの情報を視覚化したいときにはとても手軽で便利な機能ですので、興味がある方は是非Insider版のOfficeをお試しください。
なお、この機能ではデータを多次元表示することはできませんので、立体的に視覚化したい場合には、3Dマップ機能の方をお使いください。
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