1~9巻をすっ飛ばしていきなり10巻の感想です。
本作の主人公は高校2年生(10巻で3年に進級)の湯神(ゆがみ)くん。
彼は野球部のエースでキャプテン、彼が所属する野球部は「彼でもってる」と言われるほどです。
けれども彼には友達がいません。
なぜなら超マイペースで超偏屈だから。
理屈をこねくり回し自分のペースを貫くその姿勢に、クラスメートで隣の席の綿貫さんを筆頭に、周りは湯神くんに振り回されっぱなしです。
そんな湯神くんと周囲の人々の日常がコミカルに描かれた作品、それが「湯神くんには友達がいない」(佐倉準先生)です。
10巻の見どころ
前巻の終わりで、大勢の前で綿貫さんに告白した湯神くんのライバル(湯神くんは何とも思っていない)林田くん。
改めて気持ちを伝えようと、手紙を書いて湯神くんに渡してくれるよう頼むのですが、手紙を受け取った綿貫さんは湯神くんからの手紙だと勘違いしてしまいます。
「湯神くんには友達がいない」10巻47話より
この、勘違いしたまま手紙を読むシーンは良かった!とても面白かった!!
・・・が、それ以上にこの巻から登場した新入生の仁堂くんが面白すぎます。
自らを“湯神と似ている”と評し、この世は敵か味方の二択だと言い放つその個性、強者です。
「湯神くんには友達がいない」10巻48話より
「湯神くんには友達がいない」10巻50話より
先輩の湯神くんだけでなく、後輩の仁堂くんにまで振り回される門田くんの不幸はまだまだ続くようです。
そして、綿貫さんが所属する手芸部(部員は綿貫さんだけ)に新しく入ってきた部員もまた強烈です。
名前は野上さん。
大人しいだけの女の子かと思いきや、湯神くんを見るなり「お祓いに行った方がいい“よくない気”がする人」と言い放つ、根っからの占いオタク!
「湯神くんには友達がいない」10巻51話より
野上さんにすっかり感化されて占いかぶれになってしまった綿貫さん、湯神くんの良くない運気を証明するため、湯神くんの手相を見ていたところに林田くんがちょうど登場するという、またまた波乱が起きそうなところで次巻に続きます。
11巻は来年4月に発売予定。
今から続きを読むのが楽しみです。
10巻のお気に入りの1コマ集
渡辺くんよりマシってだけで湯神くんの隣の席で喜ぶ綿貫さん。
「湯神くんには友達がいない」10巻50話より
綿貫さんが部活アピールのために作ったマスコット。怖い。
「湯神くんには友達がいない」10巻48話より
マスコット完成!
「湯神くんには友達がいない」10巻カバーより
一瞬だけ手芸部に入った駒井くんの思い出。
「湯神くんには友達がいない」10巻カバーより
直筆サイン色紙プレゼントキャンペーン開催中
「湯神くんには友達がいない」10巻発売を記念して、現在佐倉先生直筆のサイン色紙が貰えるかもしれないキャンペーン開催中です。
http://websunday.net/news/16101801.html
これ欲しいーー!!!
もし当たったら額に入れて飾ります。マジで。
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