別冊マーガレット連載中の「町田くんの世界」(安藤ゆき先生)の1巻の感想です。
またしても少女マンガ。
物語の主人公は5人兄弟(のちに6人)の長男「町田一(はじめ)」くん。
見た目は勉強が得意そうなメガネくんだけれど、実は勉強が苦手。そして運動も得意ではない町田くん。
「町田くんの世界」1巻1話より
それだけ聞くと良いとこ無しじゃないか?と思ってしまいますが、そんなことはありません。
彼はすごく優しく、人を愛し人から愛される人間です。
母親ですら気がつかなかった弟のお手伝いを誉め、周りから浮いていたクラスメートとも打ち解け、間違って告白してきたクラスメート(かわいい系男子)とも真摯に向き合う、そんな人間です。
これだけ書くと意味分からないですね・・・。
とにかく、彼の周りは優しい空気に溢れていて、読んでいるこちらもほっこりしてしまう作品です。
私が思う1巻の見どころは、やはりヒロイン猪原(いのはら)さんとの出会い。
美術の授業中に彫刻刀で指をザックリ切ってしまった町田くん、保健室で授業をサボっていた猪原さんに手当てをしてもらいます。
「町田くんの世界」1巻2話より
周りから距離を置いていた猪原さんは「ほっとけば良かった」なんて言いつつも、天然の人たらし町田くんに徐々に徐々に心を開いていきます。
それにつれ、彼女の表情が軟らかくなっていくところが個人的には良いな!と。
「町田くんの世界」1巻3話より
猪原さんと間違えて町田くんに告白してしまった西野くんとの話も面白かったです。
そして個人的には、ちょいちょい出てくる栄さんが好きです。
「町田くんの世界」1巻1話より
そんなわけで、優しい気分で読めるマンガ「町田くんの世界」は下記リンクから試し読みできるので、面白そうだと思った方は是非お読みください。
このマンガがすごい!入賞記念「町田くんの世界」安藤ゆき&「宇宙を駆けるよだか」川端志季インタビュー
http://natalie.mu/comic/pp/machidakun_yodaka
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