Windows関連

マルチタッチ対応のタブレットPCでWindows 8 Developer Previewを使ってみました。

前回の記事でICONIATAB-W500P1にWindows 8 Developer Previewをインストールしたことを書きましたが、今回はそのレビューを書いていこうと思います。

2011/10/17 追記:YouTubeに動画をアップしました。

まずはPCのスペックですが、ICONIATAB-W500P1の簡単なスペックは下記の通りで、詳細なスペックはここにあります。

OS:Windows 7 Professional Service Pack 1 32ビット 正規版
CPU:AMD C-50/1GHz
メモリー:2GB DDR3
ストレージ:32GB SSD
ディスプレイ:10.1インチワイド(1280×800)/静電容量式タッチパネル(マルチタッチ対応)

Windows 8を入れる前のWindows 7のエクスペリエンスインデックスは下図の通りで、あまり高い数値とは言えないのですが、インターネットブラウジング程度であれば特にストレスを感じることはありませんでした。
動画編集や大掛かりな開発等の重い作業を行わないのであれば、問題は無いだろうと思います。

下図がWindows 8を入れた後のエクスペリエンスインデックスです。

上図を見ると、7のときに比べてグラフィックスが0.2ポイント下がり、プライマリ ハード ディスクが0.6ポイント上がる結果となりました。
プライマリ ハード ディスクの差が大きいですね。

そして何より顕著な違いが起動速度。
下表に簡単にまとめてみましたが、圧倒的に8の方が早いです。

Windows 8の「ハイブリッドブート」は本当に速い」や「Windows 8 でお届けする高速な起動」でも取り上げられていますが、Windows 8では”Hybrid Boot“と呼ばれる仕組みを搭載しているため、7に比べて遥かに早くPCが起動します。
電源ボタンを押してあくびをしている間に、もうログオン画面(LockScreen)が表示されてしまいます。それくらいに早い!

次に8で新たに搭載されたUI「メトロ」についてですが、マルチタッチ対応のタブレットPCではとても使いやすく感じました。
デフォルト設定ではログオン後すぐにスタートスクリーンが表示されますが、これが快適に操作できます。

マルチタッチ非対応のごく一般的なノートPCで8を使っていた頃は、画面をスクロールするのも一々スクロールバーをクリックしなければならず、大きなアイコンも非常に邪魔で鬱陶しく感じていたのですが、タブレットPCだと指で画面をなぞるだけで、みょい~んとスクロールでき、大きいアイコンもタッチしやすく快適です。

スタートスクリーンから実行できる、付属のゲームもマルチタッチで楽しく遊べます。
(“Piano“なんかは特に非マルチタッチ環境であれば楽しさ8割減ではないかと…。)

直感的で操作しやすい!“そんな風に感じたわけですが、ノートPCでメトロUIを試したときは”ウザい・邪魔・いらない・ふざけるな!“なんて印象しか無かったわけで、使うハードウェアを変えるだけで大分印象が変わりますね。
やはりメトロUIは”タッチして操作する“ことを前提に考えられたUIなんだと思います。

じゃあ、これまでのデスクトップやタッチできないノートPCではどうするのか?
個人的には「[Windows 8]従来のスタートメニューを使用する。」や「Windows 8を従来のスタイルに変更するスクリプト」でも記事を書いている通り、メトロUIではなく従来のUIに切り替えることで、ようやく使いやすいと感じるようになりました。
まさにWindows 7のような使用感です。

・・・あれ!?じゃあ、敢えてWindows 8にする必要無くない??

なんてことを思わなくも無いのですが(^^; 、8で改善された起動速度Hyper-Vの搭載、その他ISOファイルのマウント等々便利な新機能がたくさんありますので、皆様も是非Windows 8をお試しください。

(但し、2011年10月時点ではまだ開発者向けのプレビュー版で不安定な所もありますので、メインPCとして使用するのはもうちょっと待つことをお薦めします。)

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