2015/10/16 追記：
先日公開されたアップデート「15.009.20069 Planned Update, October 13, 2015 – Acrobat and Adobe Reader Release Notes」を適用することで、下記レジストリを編集しなくても「ACROBAT」タブが表示されるようになりました。

Windows 10(x86)でOffice 2016(x86)を使っていて一つ気が付いたことがあります。
それは“ACROBATタブが表示されない”ことです。

Acrobat Pro DCをインストールして、下図のようにCOMアドインとしてPDFMakerが使用できるはずなんですが、リボンのタブが表示されず、ファイル タブにあるはずの「Adobe PDF として保存」もありません。

そこでAdobeのフォーラムを検索したところ、下記ディスカッションに解決策が載っていました。

・Office 2016 & PDFMaker | Adobe Community
https://forums.adobe.com/thread/1920238

Office 2016でACROBATタブが表示されない場合の対処法

※ レジストリ編集を行いますので、作業は自己責任で行ってください。

1. 起動しているOffice アプリケーションをすべて終了します。
2. 管理者権限でレジストリエディタを起動します。
3. 「編集」メニューから「検索」を開きます。
4. 検索する値を「GreatestSuppVer」にし、検索対象として「値」にチェックを入れ、検索を実行します。



5. 検索してヒットした「GreatestSuppVer」エントリをダブルクリックして開き、値のデータを「16」(10進数表記)にして「OK」ボタンをクリックします。



6. 引き続き検索を行い、すべての「GreatestSuppVer」エントリの値を変更します。私の環境(Windows 10 Pro(x86) + Office Professional Plus 2016(x86) + Acrobat Pro DC)では下記キーがヒットしました。
• HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Adobe\Acrobat PDFMaker\DC\Office\SupportedVer
• HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Adobe\Acrobat PDFMaker\DC\Outlook\SupportedVer
7. Office アプリケーションを起動すると、「ACROBAT」タブが表示されていることが確認できます。



8. 「PDFを作成」ボタンから、PDFファイルも作成できました。

以上で作業は終了です。
レジストリの編集が必要になってしまいますが、Office 2016でPDFMakerが使えずお困りになっている方は試してみてください。