Word 97でVBA機能が搭載される以前のWordでは、WordBasicマクロが使われていました。
マクロ機能がVBAに置き換えられた今でも一部機能は互換性のために残されていて、最新バージョンのWordでもApplicationオブジェクトのWordBasicプロパティ(Word.Basicオブジェクト)経由でWordBasicの関数等を呼び出すことができます。
といっても、その多くはVBAで同様の処理をすることができるので積極的にWordBasicの機能を使う必要性は無いのですが、「DisableAutoMacros」のような、WordBasicだけにしかない機能が必要な場面は今でもあります。
今日はそんな場面で役に立つWordBasic関連の資料をまとめてみました。
- Wrdbasic.exe:WordBasicマクロのリファレンスファイルです。各関数の説明等が記載されている、WordBasicマクロの基本的な資料です。
- word2vba.exe:VBAとWordBasicのコマンド対比表です。WordBasicマクロと同様の処理をVBAマクロでどのように書けば良いのかが一目で分かります。「Visual Basic Equivalents for WordBasic Commands」でも確認することができます。
- wbmigrat.exe:WordBasicマクロからVBAマクロに移行する際の注意点等が書かれたホワイトペーパーです。
※ 一部資料はHLP形式なので、Windows 7やWindows 8では下記更新プログラムが必要になります。
・Windows 7 用 Windows Help プログラム (WinHlp32.exe)
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=91
・Windows 8 用 Windows Help プログラム (WinHlp32.exe)
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=35449
Word MVPの新田さんがWordBasicに関する記事を書かれていたので、今日はその関連として記事を書いてみました。
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