今月19日に開催されたオデッセイ コミュニケーションズさん主催の「Excel VBA入門セミナー」に参加してきました。
講師はこの記事でも紹介している「ストーリーで学ぶ Excel VBAと業務改善のポイントがわかる本」の著者であるExcel MVPの武藤さん。
今回のセミナーは上記書籍の発売記念として開かれたセミナーで、会場となったオデッセイ テスティングセンター 有楽町は武藤さんの話を聞きに来た実務者の方でいっぱいになりました(何とか会場内に収まり、立ち見の方はいらっしゃらなかったようですが…)。
セミナーの内容は大まかには下記の通りで、時間いっぱい内容てんこ盛りでした。
- 自己紹介
- なぜVBAの開発が難しいのか?
- マクロを家に例えると・・・
- ドアの作り方が分かっても家は作れない。
- 家の作り方を解説した書籍やWebサイトは少ない。
- 家を作るには設計の知識が必要?
- 完成させたい家はどんな家?
- VBAで学ぶべき「基本文法」とは?
- それぞれの文法の役割はとは?
- 2つの機能
- VBAの得意な人
- 演習問題より
- 良いプログラムとは?
- まとめ
私が一番印象に残ったところは「良いプログラムとは?」の部分で、良いプログラムとは「柔軟性」「共通性」「保守性」、この3つの要件を満たすものだとのお話しがありました。
使い勝手が良く、使いまわしが出来、なおかつメンテナンスしやすい、プログラムを組む上でこの3点を考えるのはとても大切だと思います。
特に保守性、コードを書いた人以外でも容易に修正できるようにしておくことは継続的にマクロを使っていく上で絶対に必要でしょう。
業務において、
“VBAに詳しい前任者が書いたマクロを業務で使っている。”
“よく分からないけれど、とりあえず動くからそのままで良いや!”
上記のようなことは往々にして起こりがちですが、これをやってしまうと、いざそのマクロを修正しなくてはいけなくなったときに対応が非常に難しくなります。場合によっては業務が滞ってしまうかもしれません。
そんな事態にならないためにも、”誰でも直せるようにしておく“、”資料を残しておく“ことは大切ですね。
私自身は専門的にプログラムを学んだことがなく、いつも適当に書いているので、この“保守性”にはいつも悩まされます。
自分が書いたはずなのに、しばらく経ってから見直すと何でこんな書き方をしているのか分からない、何のためのコードなのかが分からない、そんなことが多々あります。
(基本的に自分しか使わないコードしか書かないのでそれでも何とかはなるのですが)
私みたいなことにならないためにも、上で挙げた3つの要件を常に意識しておいた方が良いでしょう。(私も気を付けます…)
そんな感じで、セミナーはあっという間に終了しました。
一時間足らずの短い時間でしたが、中身は非常に充実したセミナーで私としては大満足でした。
今回のセミナーを受けて、“これからじゃんじゃんマクロを作ろう!”、“VBAエキスパート試験にも挑戦しよう!!”、そう思った受講者の方も多くいるのではないかと思います。
今回のセミナーはオデッセイコミュニケーションズ スキルアップ講座で動画配信されています。
一部分だけですが雰囲気は伝わると思いますので、興味がある方は是非ご視聴ください。
最後に、セミナー終了後に会場で武藤さんにサインしていただきました。
無理を言って岬さんのイラストも描いていただきました!
武藤さん、本当にありがとうございました!!
■ 関連Webページ
・Excel VBA 入門セミナーを担当したよ!
http://gen2.exblog.jp/20186402/
・【受講報告】Excel VBA入門セミナー
http://ameblo.jp/gidgeerock/entry-11576446084.html
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