先日書いた記事の通り、先月 ~ 今月と体調を崩していたのですが、具合も良くなり仕事も繁忙期でなかったため、「折角なのでもうちょっとちゃんと体の検査をしてみよう!」と思い立ち、胃カメラ(上部消化管内視鏡)と大腸カメラ(下部消化管内視鏡)検査を受けることにしました。
いい歳をした中年になりますが、人生初の胃カメラと大腸カメラです。
今後も受ける機会があると思うので、今回の検査ではどのようなものだったのかをメモ書きとして残しておきます。
※ 今回の記事は胃カメラと大腸カメラの感想になります。不快に思われる表現があるかもしれませんので、その点はご注意ください。
※ 本記事のアイキャッチ画像は内視鏡検査のイラスト(健康診断)と大腸内視鏡検査のイラストをお借りしています。
胃カメラ
最初に受けたのが胃カメラです。
検査前日は21時までに食事を済ませてお酒は禁止。
検査当日の朝は絶食、検査の2時間前までは水だけは飲んで大丈夫でした。
胃カメラの感想
胃カメラの経験がある知人からは「ツラかった」、「二度とやりたくない」、そんな感想を聞いていたのですが、いざ自分が体験してみるとやっぱりツラかったです。
まず検査室で初めて見たカメラに驚愕。
「えっ!?あんなん入れるの!?」
のどの表面に麻酔をかけたあと横になり、マウスピースを咥えたところにカメラが挿入されます。
カメラが喉を通るときに感じる強烈なオエッとなる吐き気(咽頭反射、嘔吐反射と言うらしいです)、検査を行う先生からは「すぐに終わりますからねー。楽にしてー」、そう話しかけられますが、私には最早そんな余裕などは無く、度々襲い来るえずきと戦いながら一刻も早く検査が終わることを祈っていました。
検査時間はものの数分ですが体感的にはもっと長く感じ、終わる頃には涙目になっていました。
結果は何の問題もなくキレイだったと聞かされ、その点は非常に嬉しかったのですが、あの検査は積極的に受けたいと思うようなものではありませんでした。
そして後日、鎮静剤を使用して眠った状態で内視鏡検査を受けることができるクリニックの存在を知りました。
「あの苦しさを感じずに検査できるなら絶対そっちの方が良いじゃん!」
次回こそは鎮静剤使用の検査を試してみようと思います。
大腸カメラ
胃カメラから数日後に受けたのが大腸カメラです。
こちらは胃カメラより検査前の準備が大変でした。
検査数日前から消化に良いものを食べるように心掛け、前日は処方された専用の検査食(私の場合はエニマクリンでした)しか食べられず、飲酒ももちろん禁止です。
就寝前には下剤(ラキソベロン)を服用し、午前11時からの検査でしたが、当日は5時起きで追加の下剤(今回はニフレック)を飲み始めます。
大腸カメラは検査前に腸内をきれいにする必要があり、2 ~ 3時間掛けて大量の下剤を飲むわけです。
「大腸カメラの前に飲む下剤は不味く、冷やすと若干飲みやすい」、そう聞いていたので冷蔵庫で冷やしていたのですが、たしかに冷えていた方が飲みやすかったように思います。
肝心の味は“後味が悪いしょっぱめのスポーツドリンク”、そう表現すれば良いでしょうか。
あまり美味しくありませんでしたが飲めない程ではなく、脱水予防に水やスポーツドリンクを飲みながらも2リットルの下剤を飲み干すことも難しくはありませんでした。
大腸カメラの感想
大腸カメラの検査自体は、カメラ挿入時に多少の違和感があったものの、「腸内ってこんなんになってたのかー!」と驚きながら映像を見る余裕もあり、空気を入れる時にはくすぐったさすらありました。
(対応してくれた先生の腕が良かったのかもしれません。)
胃カメラと同じく大腸カメラの方も結果は問題が無く一安心。
検査後はお腹の張りのために若干の痛みがありましたが、ガスが出る度に落ち着き、数時間後にはサッパリと痛みも無くなりました。
検査自体は胃カメラに比べると大腸カメラの方が圧倒的に楽だったわけですが、準備期間のことも考えると大腸カメラも気軽に受けたい検査ではない、というのが正直な感想です。
そして今回の一番の失敗はお尻を拭きすぎたことです。
上記の通り、検査前には大量の下剤を飲み腸内をきれいにする必要があるので、トイレに行く回数も非常に多くなります。
下剤を飲むペースが早過ぎたせいなのか何なのか、私の場合はきれいになるまで20回程度もトイレに行く羽目になったのですが、後半はもうウォシュレットの水が当たることさえ痛くなり、椅子に座るのも苦痛になりました。
次回検査を受けるときには、もっと質の良いトイレットペーパーを用意し、拭き方も気を付けようと思います。
そういったわけで、今回胃カメラと大腸カメラを受けてきたわけですが、どちらも結果は問題が無く、経験としても非常に良い経験になりました。
やはり話で聞くのと自分で体験するのとでは違いますね!
課題も見えたので、次回検査を受けるときにはこの経験を活かそうと思います。
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