「Mayhemを使ってみました。」でも紹介している通り、Mayhemにはイベント発生時の様々な動作が用意されています。
中でも特に自由度が高いのが「Run Program」。
文字通り指定したアプリケーションを実行するものです。
何故自由度が高いかというと、例えば下記のようにpowershell.exeに引数としてコードを渡すと任意のプログラムを実行することができます。
File:C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe Arguments:-Command "$m=new-object System.Net.Mail.SmtpClient("""smtp.hoge.jp""");$m.Send("""sender@hoge.jp""","""recipient@hoge.jp""","""件名""","""本文""")"
もちろんコードを引数として直接渡すのではなくps1ファイルに書かれたコードを実行することもできますし、PowerShellでなくてもVBScriptでもJScriptファイルを直接実行することもできます。
上記コードは指定したメールアドレス宛にメールを送信するもので、Folder Changeイベントでフォルダを監視して変化があったらメールを送信する、RSS Feed AlertイベントでRSSフィードが更新されたらメールで通知する、なんてことが簡単にできます。
もちろんRSSの更新通知であれば同様のサービスがたくさんありますので、敢えてMayhemを使う必要は無いのですが、Mayhemを利用する大きなポイントは”自作のプログラムを組み合わせれば自分の好きなように動作を実行できるところ“だと思います。
たとえば先ほどのメール通知用のスクリプトを変更すれば、RSS Feed Alertイベントで更新を知ったブログの記事を取り込み、必要な部分だけEvernoteに放り込む、なんていうこともできるわけです。
また、「Mayhemの小ネタ」でも紹介している通り、イベントや動作は自分で作成することもできるので、既存モジュールに満足できない方はモジュールを自作すれば、さらにMayhemの利用範囲を広げることができます。
以上のように、Mayhemはアイデア次第で様々な用途に利用することができ、あらゆる作業の効率化を図ることができる可能性を持ったツールです。
CodePlexにはこうあります。
“The possibilities are endless.”
― 可能性は無限大、あなたもこの便利なツールを使ってみませんか?
以下は適当に思いついた用途を列挙。
単なるメモ書きです。
■ Mayhemの用途
- Folder Changeイベントでファイルのダウンロード完了後PCシャットダウン
- Folder ChangeイベントでISOファイルのダウンロード完了後、ダウンロードしたISOファイルライティング
- Folder Changeイベントで監視しているフォルダにOffice文書が保存されたら、指定したスクリプト(or VBAマクロ)を実行し、そのファイルを自動的に加工
- Speech Recognitionイベントでアプリケーション(or プログラム)実行。ヘッドセットを着けておけばキーボードやマウスの操作不要
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