下記ページにも書かれている通り、Power Automate for desktop(PAD)はWindows 10をサポートしています。
システム要件:
Windows 10 Home、Windows 10 Pro、Windows 10 Enterprise、Windows 11 Home、Windows 11 Pro、Windows 11 Enterprise、Windows Server 2016、Windows Server 2019 または Windows Server 2022 を実行するデバイス。 ARM デバイスはサポートされていません。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-automate/desktop-flows/setup?WT.mc_id=M365-MVP-4029057 より
そして下記ページにある通り、Windows 10には32ビット版が用意されています。
これまで32ビット版のOS上でPADが動作するかどうかを確認したことがなかったので、実際に試してみることにしました。
実行環境
実行環境は下記の通りで、NTVDMで16ビットアプリケーションも実行できる環境です。
- Hyper-V上の仮想環境
- Windows 10 Pro 21H2 32ビット版
Power Automate for desktopのインストールと動作確認
PADのインストーラーをダウンロードし、指示に従ってインストールします。
問題無くインストールが完了しました。
タスクマネージャーでプラットフォームを確認すると、当たり前ですが「32ビット」になっています。
一方、64ビット版のWindows 10上では「64ビット」としてPADが動作しています。
上記の通り、32ビット版のWindows 10上でも問題なくPADが動作することが確認できました。
触った感じ動作には違いが無いようでしたが、例えばSQL関連のアクションでAccess データベース エンジンを使用する際には64ビット版のエンジン(accessdatabaseengine_X64.exe)ではなく32ビット版のエンジン(accessdatabaseengine.exe)が必要になりますし、環境の違いを把握しておくことは重要だと思います。
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