いまさらですが、Office Scriptsのシステム要件や制限事項についてまとめておきます。
(「Office Scriptsの概要」にもありますが、2020年8月時点では、Office Scriptsはまだプレビュー版です。今後仕様が変更される可能性がありますので、その点はご注意ください。)
利用できるプラン
Office Scriptsを利用するには、下記プランのライセンスが必要です。
- Microsoft 365 Apps for business(旧称:Office 365 Business)
- Microsoft 365 Business Standard(旧称:Office 365 Business Premium)
- Microsoft 365 Apps for enterprise(旧称:Office 365 ProPlus)
- Microsoft 365 Apps for enterprise デバイスライセンス
- Office 365 Enterprise E3
- Office 365 Enterprise E5
- Office 365 A3
- Office 365 A5
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/19d3c51a-6ca2-40ab-978d-60fa49554dcf より
利用できるブラウザー
Office Scriptsは、Web版のOfficeをサポートする全てのブラウザー(「Web 用 Office で動作するブラウザー」参照)で動作しますが、一部のJavaScript機能はInternet Explorer 11ではサポートされていません。
Microsoft EdgeやGoogle Chromeといった、モダンなブラウザーでの利用を推奨します。
また、Web版のExcelで「自動化」タブを表示するには、サードパーティクッキーを有効にする必要があります。
Office Scriptsを有効にしてもタブが表示されない場合は、一度ブラウザーの設定をご確認ください。
データ制限
一度に転送できるExcelのデータ量と、実行できるPower Automateのトランザクション数には、下記のような制限があります。
Excel
- リクエストとレスポンスは5MBまで
- セル範囲(Range)は500万セルまで
大きなデータセットを扱う際にエラーが発生する場合は、上記制限に引っかかっていないか、確認した方が良いでしょう。
Power Automate
- Power AutomateでOffice Scriptsを使用する場合、1日あたりの呼び出しは200回まで(※この制限は 12:00 AM UTC にリセットされます)
Power Automate自体の制限については、下記サイトをご参照ください。
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