「10回目のMicrosoft MVP受賞とこれまでの振り返り」、というタイトルで記事を書いたのがもう一年前。
自分の中ではついこの間のような感覚だったのですが、月日が経つのが本当に早く感じます。
毎年7月1日はMicrosoft MVP(※MVP制度については@chomadoさんのまとめが分かりやすいです)の受賞発表日なのですが、おかげさまで今年も再受賞することができました。
カテゴリーはこれまでと同じ「Office Development」、Officeを愛する私には大変名誉で嬉しいカテゴリーでの受賞です。
Office Developmentカテゴリーでは、その名の通りWordやExcel、PowerPointといったOffice製品の開発やMicrosoft Graph、TeamsやSharePoint開発といった分野での活動が評価されます。
2010年に私が初めてMVPを受賞させていただいたときに比べて、Office開発も大きく変わってきました。
特に、Windows版でもMac版でもWeb版でも使える「Office アドイン」や、Web版Excelで使え、Power Automateと連携可能な「Office Scripts」といった、“クラウド開発”についてはMicrosoftは本当に力を入れていると感じます。
もちろん、従来のVBA開発は今後もサポートされるだろうと思いますが、クラウド連携はより広がっていくはずです。
先述のOffice Scriptsも下記のような記述があり、WordやPowerPointといった、他のホストで実行できるようになる日も近いでしょう。
We do intend to support Office Scripts across other platforms and hosts. However, the priority and schedules for such expansion in coverage is not yet finalized. We are right now focussed on delivering it for Online platform with Power Automation support. Please stay tuned for future announcements to learn about the coverage.
Office Scriptsを活用するためにはPower Automateを知る必要があり、Power Automateを活用するにはPower Appsを含めたPower Platformを知る必要がある、一口に『Office』といっても、真に活用するためには、周辺にある様々なサービスのことも知る必要があると、個人的には思います。
Officeを取り巻く環境が広すぎて、すべてを熟知することは困難です。
日々出てくる新しい情報を追っていくだけでも大変です。
私自身も情報の濁流に飲み込まれて流されるだけの日々になっています。
・・・でも、それが楽しい!
今後どんな機能やサービスが追加されるか、それによってどんなことができるようになるか?、そう考えるだけでもワクワクします。
これからも、Microsoft Officeを利用されている方、開発されている方、開発に興味がある方々に向けて、私なりの視点でニッチでどマイナーな情報を中心に発信していきたいと思います。
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