5月29日(金)に開催された「Google Apps Script 活用トーク #6」に参加してきました。
(本記事のアイキャッチ画像は@GaiaxTechさんのツイートの写真をお借りしています。)
今回は新型コロナウイルスの影響も有り、「Google Apps Script 活用ミートアップ」(以下GAS活)初となるオンライン対談形式でした。
対談者は、GAS活皆勤賞で「詳解! Google Apps Script完全入門」の著者、タカハシ(@ntakahashi0505)さんと、株式会社ガイアックスの松下(@godan09)さんです。
タカハシさんのプレゼン
最初はタカハシさんのプレゼンで、ここ半年のGASに関わるアップデートをまとめてくださいました(スライド資料は下記)。
GoogleがAppSheet買収
今年1月、Googleがノーコード/ローコードビジネスアプリ作成サービスの「AppSheet」の買収を発表しました。
AppSheetは私も触ったことがありましたが、Googleのアカウントさえあれば、とにかく簡単にクロスプラットフォームアプリが作れる!
G Suiteとどう絡んでいくのかは不透明なところがありますが、今後が楽しみなプラットフォームです。
そして、それに伴いApp Makerは2021年で終了。
タカハシさんは50以上も記事を書いていたそうです・・・。
(でもきっとこれからはAppSheetの記事をたくさん書いてくださるはず!)
GASがV8ランタイムをサポート
タカハシさんも大きく取り上げていましたが、私もこのV8対応がここ最近の一番大きなアップデートだと思います。
これまでのRhinoランタイムから色々と変わっていますが、早い話がモダンな環境になったというわけですね。
GASを取り扱っているブログは多々あれど、V8対応になっているところはまだ少ない、といった話もありましたが、実に耳が痛い。
このブログもそのうちリライトしないとなー!、と思いつつ時間だけが過ぎていきそうです。
GAS本第二版執筆
上でも書きましたが、タカハシさんが執筆された「詳解! Google Apps Script完全入門」(= GAS本)の改訂版がクラウドファンディングで目標金額達成しました。
(私も微力ながら応援いたしました。)
V8対応、恐らく大幅アップデートとなる次版、今から楽しみにしております!
Godanさんのプレゼン
お次は松下(Godan)さんのプレゼン、「最近のアプデの話をしよう」です。
祝!V8正式対応!!ということで、V8メインの話かと思いきや、onSelectionChangeトリガーとSpreadsheet.Drawingクラスのお話しです。
onSelectionChangeトリガー
onSelectionChangeはユーザーが選択範囲を変更すると自動的に実行されるトリガーで、当ブログでも記事を書いています。
ただし、Godanさんも仰っていましたが、現時点(2020年5月末)ではバグのせいかまともに動きません!
今後の修正に期待です。
Drawingクラス
Spreadsheet.Drawingはスプレッドシート上の図形を操作・削除できるクラスで、removeやsetPositionといったメソッドが用意されています。
重い処理中に図形を被せてデータに触れられないようにする、といった活用事例は良いアイデアだと思います。
Drawingクラスを使ったゲーム
最後に紹介されていたのが、Drawingクラスを使ったGAS製のゲームです。
下記のようなVBA製のゲームは見たことがありますが、GAS製は初めてです。
面白い発想です!
(しかしプレゼン最後のオチは身も蓋も・・・😅)
コードは下記GitHubで公開されているので、興味がある方は是非ご覧ください。
おわりに
最初に書いた通り、今回はGAS活史上初めてのオンライン開催となりましたが、オフラインイベントと変わらず非常に面白く、始まったかと思いきや、あっという間に終わってしまったイベントでした。
それもこれも、配信環境をご準備くださったガイアックスの皆さんや登壇者の方々のおかげです。
配信設備、すごい!!#GAS活 pic.twitter.com/gFyB0C54Qh
— タカハシノリアキ@パーフェクトExcelVBA発売中! (@ntakahashi0505) May 29, 2020
当日は画面切り替えが上手くいかず、PCをカメラに近づけてまで配信する場面もありました。
司会によるキャンペーン告知!(2回目) #GAS活 pic.twitter.com/Isse1WfPtO
— Gaiax Techinical Meetups (@GaiaxTech) May 29, 2020
私のような一(いち)参加者は、ただネットにつないでURLをポチッとするだけでしたが、オンラインの配信環境や参加者からの質問にすぐ応えられる体制を整えるのは大変だったと思います。
このようなイベントを定期的に、しかも無料で開催いただき、本当に感謝の極みです。
次回も開催いただけるのかは分かりませんが、開催されるのであれば、オンラインであれオフラインであれ、是非参加したいと思います!😍
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