下記記事でも書いている通り、Power AutomateにはOffice Scripts用のコネクタが用意されています。
Excelでの処理を自動化できるOffice Scripts、個人的には、真価を発揮するのはPower Automateとの連携だと思っています。
今回はその一例として、OneDriveにExcelファイルがアップされたら自動的にスクリプトを実行する、Power Automateのフローをご紹介します。
実行するスクリプト
まずは実行するスクリプトです。
3列目を和暦に変換するだけの簡単なスクリプトです。
対象ファイル
対象となるファイルは下図の通りで、「疑似個人情報データ生成サービス」で作成したダミーデータです。
OneDriveにExcelファイルがアップされたら自動的にスクリプトを実行するフロー
Power Automateのフローは下記の通りです。
ここでのポイントは、「スクリプトの実行」の「ファイル」として「ファイル識別子」を指定することです。
また、下記フローではExcelファイルのみを処理対象とするため、条件分岐を入れています。
- トリガー:OneDrive(Business)の「ファイルが作成されたとき」
- 条件:ファイル コンテンツの種類が「application/vnd.openxmlformats-officedocument.spreadsheetml.sheet」に等しい
- はいの場合:スクリプトの実行
実行画面
実行画面は下図になります。
以上のように、Power AutomateのフローにOffice Scriptsを組み込むことができました。
Power Automateを利用することで、OneDriveはもちろん、Google ドライブやBox、Gmailといった、様々なWebサービスとの連携処理を、ローコードで簡単に行えます。
Excelの可能性が広がるOffice Scripts、皆様も是非お試しください!
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