@ITを眺めていたら、気になる記事を見かけました。
MailKitライブラリを使ってメール送信を行うプログラムの紹介ですが、気になったのはSmtpClientクラスについて書かれた部分。
.NET Framework 2.0以来、メール送信にはSystem.Net.Mail名前空間のSmtpClientクラスが使われてきた。ところが.NET Framework 4.5からは、サードパーティー製のMailKitライブラリが推奨されるようになっている。
従来のSmtpClientクラス(System.Net.Mail名前空間)が「obsoleted(廃止)」扱いとなり、代わりにMailKitを使うように推奨されている。
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1811/21/news023.html より
えっ!?そうだったの??
2017年の4月にはSmtpClientクラスのドキュメントに“このクラスはもう使うな!”的なことが書かれていたらしいですが、全然知りませんでした。
SmtpClientクラスを使ったPowerShell関数まで書いちゃってたよ・・・。
自分の勉強不足を恥じるレベルです。
まあ、やってしまったものはしょうがないので、気を取り直して@ITの記事を参考に、PowerShellからMailKitを使ってメールを送信してみようと思います。
事前準備
MailKitはサードパーティー製のライブラリなので、標準ではOSに組み込まれておらず、自分で導入する必要があります。
@ITの記事によると、NuGetで簡単に導入できるようなので、コマンドライン版のNuGetを使ってライブラリのインストールを行います。
1 | nuget install MailKit |
バージョン指定する場合は下記のようにVersionオプションを使用します。
1 | nuget install MailKit -Version 2.0.7 |
NuGetでMailKitをインストールすると、メッセージの作成に必要なMimeKitも自動的にインストールされます。
PowerShellからMailKitを使ってメールを送信する方法
MailKitとMimeKitの準備ができたら、あとはコードを書くだけです。
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とりあえず、@ITの記事とGitHubを参考に、Office 365のアカウントからメール送信するコードを書いてみました。
上記コードを実行すると、下図のようにテストメールが問題なく送れることが確認できました。
まだ簡単な処理しか試していませんが、MailKitは簡単に扱える上に高機能なライブラリであることが実感できました。.NET Framework 4.5以降の環境でメール関連の処理を実装する際は、是非MailKitをお使いください!
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