小学館のコミックアプリ「マンガワン」で連載中のバドミントン漫画「あかねのハネ」(磯谷友紀先生)1巻＆2巻の感想です(本記事のアイキャッチ画像はあかねのハネ1話試し読みより)。

1巻のあらすじ

サッカー少女の深山あかねは、父親の転勤で鹿児島から東京に引っ越すことに。
入学した高校には女子サッカー部が無く、入る部活を迷っていたあかねは、バドミントン部コーチからの熱心な勧誘を受け、経験者しかいない強豪のバドミントン部に入部することになります。

「あかねのハネ」2話より

あかねのクラスメイトである鈴木佐羽子は、幼いころからバドミントン一筋。
オリンピックの金メダルを目指す彼女はあかねのことを快く思わず、ランキング戦の試合時にも容赦のないショットをあかねに浴びせます。

「あかねのハネ」5話より

へこたれることなく試合を続けるあかねですが、結局惨敗。
ランキング戦の最終戦で、同じ一年の赤池ひかると対戦することになりますが、ここでついに初得点！

「あかねのハネ」5話より

1ゲーム目こそ落としてしまいますが、それなりに打ち返せるようになり、勝負の行方が分からなくなったところで2巻に続きます。

2巻のあらすじ

ひかるに敗れたあかねは結局ランキング戦全敗。経験者相手に1ゲームも取ることができませんでした。

ランキング下位のC・Dチーム内でダブルスを組んで試合をすることになったあかね、パートナーはなんとひかる！
初心者ながら身体能力に優れてメンタルの強いあかねと、経験者ながら相手を攻め切れない気弱なひかるの名コンビ(?)結成です。

「あかねのハネ」7話より

初心者で左利きのあかねとペアを組むことに不安を感じていたひかるですが、失敗を恐れずにどんどん打ち返していくあかねに安心感を覚え、徐々に打ち解けていきます。

「あかねのハネ」8話より

特訓を重ね、動きが噛み合ってきた二人はついに念願の初勝利！

「あかねのハネ」10話より

仲良くなるにつれ、調子を上げてきたあかねとひかる。
まだまだ課題が多いながらも順調に勝ち星をあげる二人は・・・、といったところで次巻に続きます。

感想

バドミントン未経験者なのに強引にスカウトされ、いきなり強豪校のランキング戦に放り込まれるとか、初っ端から厳しい試練に立たされるあかねですが、持ち前のへこたれない精神力とサッカーで鍛えたフィジカルでグングン上達していく様を見るのは、爽快感すら覚えます。やはりスポーツマンガには努力と成長が必要不可欠だと思います。

「あかねのハネ」4話より

本作はバドミントンを題材としたマンガですが、作中に丁寧な解説があるため、バドミントンを知らない人でも楽しめるようになっています。

「あかねのハネ」8話より

「高校生の団体戦の進み方」とか、経験者でないと分からないことも多いので、下図のような説明があるのは分かりやすくて良いですね！

「あかねのハネ」7話より

また、本作は仲間との友情も大きな見どころです。

選手として続けていくのを断念し、マネージャーとして部を支えることにしたミカからラケットを受け渡されたシーン、ひかるがずっと悩んでいたことがあかねの何気ない一言で救われたシーン、女の子同士の友情が描かれたシーンは読者を爽やかな気持ちにさせてくれます。

「あかねのハネ」3話より

「あかねのハネ」11話より

そんなわけで、バドミントンをやったことが無い人でも楽しめる、読涼感の良い作品「あかねのハネ」、オススメのバドミントン漫画です。今なら下記サイトで試し読みができるので、興味がある方は是非お読みください！

• 作品詳細『あかねのハネ』磯谷友紀 | 小学館の新青年コミック誌「ヒバナ」公式サイト
• http://hi-bana.com/works030.html